感想
「村松健のいい宣伝になったと思う」
いやぁ。
海はいいですなぁ。
最初は見る気はなかったんですが
村松健が音楽担当ということで
俺としては初めて音楽を目当てに
アニメを見ることに。
うみものがたり。
漢字にすると「海物語」。
パチンコ「海物語シリーズ」の10周年記念として
製作されたこのアニメ。
「きっと陽気で楽しい話だろう!」と思っていたら
なんてことはない。
『かなり重たいバトル物』であったのだ。
まあ重たいといっても、楽しい日常を送ってはいる。
マリンちゃんと夏音ちゃんはとても可愛いし、
他のキャラたちも(アニメオリジナルキャラたち含め)とてもユニーク。
しかし、根底にあるものが重い。重すぎる。
ストーリーの方を簡単に説明すると、
夏音が彼氏に振られ(振り?)指輪を海に投げる。
その指輪を海に住むマリンと妹のウリンが拾う。
二人は『空』(海では陸のことをそう呼ぶ)にそれを届けることに。
そしてひょんなことからウリンが『セドナ』の封印を解いてしまう。
『セドナ』は遥か昔海にいた実体のない邪悪な存在で、
『空』と海に半身ずつ封印されていたのである。
そんな『セドナ』を再び封印するべくマリンと、嫌々ながらの夏音が
「海の巫女」「空の巫女」として戦っていく話。
簡単に言うとそうなのだが、なかなか複雑。
人を愛する心というものが、このアニメの重要な鍵となり、
人を好きと思う気持ちというものが、武器にもなり、壁にもなる。
最終回は意外とあっけないものだったし、
「今までそんなこと言ってなかったじゃん!」という
設定も随所に出てきたりしたけれど、
やっぱり人の心をテーマにされると、なんというかジーンと来る。
あとはもう、村松健の音楽に尽きる。
今までで、戦闘シーンや変身のバンクで
ピアノの音色が響いたことがアニメ界にあったでしょうか。
海という、水というテーマを
村松健に与えればまさに鬼に金棒。
この作品のOSTは拝聴必至ですね。
そして監督の佐藤順一もARIA等でも見せていた
水の映し方が非常に素晴らしかった。
キャラクターデザインの飯塚晴子(この人初めて知った)も
原作(パチンコ)の感じを残しつつも
凄く可愛いキャラデザで、とてもよかったなと。
まあ、見てよかった。そんなアニメでした。
二期はないだろうなあ・・・。(話の展開的な意味で)